【事例1】
地元高尾山の山報をデザイン・印刷
弊社では、写真などのビジュアルにも非常にこだわった媒体の製作も行っています。
その一例が「高尾山報」という、高尾山薬王院で毎月発行されている全国の僧侶及び御信徒の皆さんへ送付されている会報誌です。
高尾山薬王院とは、成田山新勝寺、川崎大師平間寺とならぶ真言宗智山派(しんごんしゅうちさんは)の大本山ですので、全国より僧侶及び御信徒の方々が多く訪れる御山です。
当然紙面にも、その折々の記念写真等掲載する事がありますが、スペースの関係上、あまり大きく取る事が出来ません。
そこで、ルーペ等で拡大しても写真が判別できるよう、通常より細かい網点で刷るべく高解像での製版作業を行なっています。
高解像度の写真データを入稿していただけることも、この製版作業が可能な一因となっております。
高尾山報では、撮影時どうしてもストロボ等を使用できない場合や、撮影範囲が広すぎて一部光量が不足してしまう場合が多くあります。
左の写真の場合、ボランティアの方たちとの植樹作業の記事に使用した写真なのですが、杉林内での作業の雰囲気は修正前の方が感じられますが、奥のほうで作業をされている方たちも大事なのではと思い、中心の御前様の明るさは変えることなく、周りのみ明るく鮮明にしました。
こちらの写真はお堂内での御詠歌勉強会の写真ですが、奥の方のお顔が暗くなっていました。
ここでも手前より奥がより明るくなるようなマスクを作成して、堂内及び奥の信徒様のお顔が見えるよう修正、健康的な肌色に調色しました。
左の写真は平成23年7月号の表紙です。撮影時に工事の予定が入ってしまい、右端に梯子が映り込んでしまったそうです。
トリミングで消すのではなく、画像処理で消すことにしました。他にも電線や法要時に不敬に見える観光客等は画像処理しています。
このように、顧客の要望に対して細部にわたり気を配りながら作業をしています。
ビジュアルにおいても“ベストな状態”を提供できるよう、技術力と顧客ニーズをくみ取るコミュニケーション力で製作に取り組んでいます。